正直、ネギま!はキャラクターも3DCGじゃないかと疑ってた

赤松先生のPC活用法と手描きへのこだわりについて語っています。

赤松 パソコンで描くとどうしても線が一定になってしまいます。手で描くと、ペンの強弱が出て、生きた線が描けるんです。例えばパンチの拳を描くとしたら、手で描いた方が迫力が出ます。人間が描くと誇張しますよね。拳を身体よりも異様に大きく描いて、「ありえないだろう!」というようなバランスになります。こうした表現がパソコンではなかなか出せない、やはり迫力は違いますね。

デジタルと手作業を使い分けた漫画制作 ――漫画家・赤松健氏 インタビュー

…とは言われていますが、ネギま!のキャラクターの作画を見ていると、良くも悪くも均一で『工業製品』って感じに見えるんですよね。

  • あまりに崩れない、ブレが少ない絵
  • 逆に、極端なパース、ディフォルメの絵が少ない(動きの激しいバトルシーンでさえ)

『工業製品』っていうののはこのあたりから印象だと思います。『高品質を維持している⇔均一、あまり変化が無い』みたいな。そして、背景に3DCGを使用し効率化&細密化を図っているところもその印象に拍車をかけています。コミック巻末には背景、小物の3DCG解説コーナーがあるくらいで、その仕事ぶりから背景だけじゃなくてキャラクターも3DCGなんじゃないかと疑ってたこともありました。3Dのキャラクターモデルの外観を軽くトレースしてからキャラクターを描いてるんじゃないかなぁ…と。それくらいブレが無い。アニメ第一期はブレまくっていたけどw


ディフォルメに関しても、チビキャラみたいな表現は一切出てきませんね。作画に関しては洗練されているけど、『遊び』は少ない印象です。ラブひなのときもこんな感じだったかなぁ…?(忘れた)