原作を読んでりゃアニメを見なくて済むなと思ってた

モブも動いている
今期アニメが始まるとき注目作としてあげた"かんなぎ"なんですけど、やっぱりかなり面白いですね。3話は漫画で一度見ているはずなのに、笑わせてもらいました。別に最近流行の過剰なパロネタがふんだんに盛り込まれているわけでもない、"正統派のアニメ化"で、ほぼ同じエピソードなのですが。アニメって脚本、コンテの切り方でこんなに面白くなるものなんですね。作画も綺麗で動画も贅沢な感じです。たまに出てきますよね、"なんか良く動くアニメ"。これもキャラの演技で楽しませてくれるアニメだと思います。凄いのはOPだけじゃなかったです。


このシーン笑った。



それはそうと……最近、アニメ化に先んじて漫画やライトノベルを読み始めるようになったんですが(アニメ化が決まっていない作品も含めて)、そこには「アニメ化前の作品を先取りしておこう。アニメ化した後、全部見なくても適当にチェック入れておけば話題についていけるだろうし……」てな感じのわりと打算的な考えもありました。しかしながら、なんだかんだ言ってアニメが始まると、「あの作品はどういう風にアニメ化されたのかなぁ〜?」と気になってみてしまう自分がいます。作品に愛着がわいたのでしょうか? 実のところあんまりアニメは見ない人だったのですが、逆に今期はいくつか見てる状態ですw



あと、原作を読んでおくと、「あ〜、あのシーンをこういう風に表現するか……」と、"アニメ制作側の意図"を推測しながら視聴できて、まったく知らない状態で視聴するのとはまた違った楽しみ方ができます。確かに前情報無しの状態でアニメを視聴するのは未知との遭遇であり面白いのは当然です。私も「原作読んでるのに同じ内容のアニメ見て何が楽しいんだ?」とか思っていました。でも原作の既読と未読とでは楽しみ方がちょっと違うと思います。少なくとも原作を知らないと「なんで2話で1巻分を終わらせたのか?」という疑問も出てこないし、「いきなり3話目からオリジナル展開かよ、チャレンジャーだな〜」とか思ったりもしないですし。……ということで、原作を読んでからアニメを見るのもありだなと思いました。ただし、"原作レイプ"の可能性は常に覚悟しておかなければなりませんがw



かんなぎ  1(完全生産限定版)