あれからどれくらい読んだか。

こなたはラノベは「想像するのがメンドクサイ」的なこと言っているのだけど思わず共感してしまった。こういうのをアニメ脳とでも言うのだろうか。私の場合はそもそも小説は読まない。読めない。新書みたいな文章は結構さらっと読めるけどどうも物語は苦手。「情報」はすすんで吸収しようとするけど、「物語」には興味がない症候群

ラノベを楽しみ方が分からない人が「とらドラ!」を読んでみた。 - GilCrowsのペネトレイト・トーク

…そして1年後



本棚
去年の夏までまったく読まなかったライトノベルだが、あれからちょくちょく読んでいるうちに本棚の一部を占領するまでになってしまった。『このライトノベルが凄い』の上位作品からいくつか読んでみたけど、ファミ通文庫の『バカとテストと召喚獣』と『文学少女シリーズ』は要チェック作品だと思われる。以下一言感想。


注目作品

バカとテストと召喚獣

バカバカしい面白さは抜群のギャグ、ラブコメもの。とても読みやすく、ラノベを読んだことが無い人にもオススメできる手軽さ。この文章のリズムは真似してみたくなる。最新刊は出たばかりだけど、早くも続きが気になる。CDドラマ化したし、いずれアニメ化はするだろうなぁ。『木下秀吉』は『渡良瀬準』に次ぐ見た目美少女キャラになるか注目。



文学少女

毎章冒頭に黒い感情をむき出しにしたモノローグがつづられる、サスペンス、ミステリーもの。謎の核心に迫っていくにつれ、見えてくる愛憎劇が凄まじい(ほとんど昼メロの世界)。あと、文学作品をなぞりつつ謎を解き明かす"文学少女"、遠子先輩はじめ、ツンデレななせなど女の子キャラが魅力的。また、それぞれのエピソードが文学作品を下敷きにしていてなるほどと思わされたり、一粒で二度、三度おいしい。これオススメ。


人気作品

直球ど真ん中のラブコメラノベを読むきっかけになった作品。しかし、5巻の半分くらいで止まってしまった。う〜ん、あまりテンションがあがってこない。アニメ化も決定していることだし、先に進みたいんだけど5巻が突破できない。既に7巻まで手に入れてるのだけど。
「とらドラ4!」を読んだ。 - GilCrowsのペネトレイト・トーク

いわゆるヤンデレ系?全体的にかなり狂った感じだが、文章が巧さが光る。

うん、これはほのぼのしてて面白かった。妖精さんに癒された。なんで各所であれほどまでに絶賛されているのかまでは良くわからなかったけど。それはそうと、著者田中ロミオについてちょっと調べてみたんだけど、懐かしFLASHこの電話番号は、ただいま貴様のようなイエローモンキーに対して…』の元ネタってこの人の作品だったのか。今日初めて知った。

妄想をそのまま文章化したような痛さが病み付きになる人とそうでない人とで真っ二つかな?私は一巻は面白なと思っていたけど、二巻から徐々についていけなくなってきた。

注目だ!とか書いておきながら結局1巻だけかよwww

一回読んで友人にあげちゃった。アニメ新シリーズのネタバレを恐れて先に読み進めることができないし。
今更ながら『涼宮ハルヒの憂鬱』を読んだ。 - GilCrowsのペネトレイト・トーク


その他

…と、ココまではラノベファンがよく推している作品なので、まずハズレは無いところ。あとは、個々の趣味の問題だ。で、私も自分で選んでみよう!と思って買ったのがこれ。



えむえむ

ファンの方には申し訳ないが、初めてイラストで騙された名無しさんの気分を味わった。表現力が他作品に比べ見劣りする(気になる人は公式サイトで試し読みしてみるといい)。けど、なんでだろ…気づけば全部読んでいるのだが(新刊も買ってしまう勢い)。お姉ちゃんが可愛い。あと、ドM主人公に弱冠共感している自分が欝だ。


それにしてもMF文庫Jってどこも取り扱い数が少ない。これもいろんなところを回ってやっと見つけたくらい(特に1巻は全然見つからなかった)。ちゃんとそろってるのアニメ化したゼロの使い魔かのこん、陰マモくらいだなぁ。




やはり先達の言うこと(評判)はよく聞いておいたほうがいいですね。ただ、エロゲなどに比べ安いので地雷を踏んでもそれほどダメージは無い(読書時間は返ってこないけど)。それにしても600円程度の投資でこれだけ楽しめるのだからお得ですよね、ライトノベルって。