【トリビア?】NBAにはファールしてもいい空間がある。

NBAに限定するなら「ゴール下にチャージングが取られないエリアがある(ノーチャージエリア)」。最初びっくりした。体当たりしてもファール取られないって…。今、NBAはディフェンス至上主義になっているのですが、少しでも華やかなプレーが増えるよう点が入りやすいようになっているみたいです。ディフェンスはノーチャージエリアの中まで入られたら負け。オフェンス側が圧倒的有利。なのでディフェンス側はゴール下から相手を押し出そうとするわけです。ある程度の押し合いは笛を吹かれない。ゴール下の競り合いはNBAの魅力の一つ。


ゴール下の押し合いで思い出すのが216cm、140kg超の巨漢シャキール・オニール。これがとんでもない化け物で、ゴール下でボールを持たれると超高確率でインサイドのシュートを決められる(実にフィールドゴール率6割弱、普通は5割入ればトップクラス)。その代わりフリースローは恐ろしく下手だったので、ゴール下に入られたら、わざとファールしにいく作戦(ハック・ア・シャック)がよく取られた。プレーオフではどうやってシャックを止めるかということがリーグの中心にあって、そういう意味ではジョーダンに近い存在だった。私にとっては常に応援しているチームの敵役だったのでボールを持たれるたびにハラハラしていた。特にプレーオフは緊張感のある面白いゲームになった。だから、嫌いだけどプレーは好きという特殊な存在だった。今も現役だけど、流石に全盛期に比べ少し衰えを隠せず、ちょっと悲しい。

まあ、そんな感じでNBAは公式バスケットボールと弱冠ルールが違う。そのほかには普通のバスケコートと比べ3pラインが1m後ろ、とか。よく見ると、サイドは円形ではなく直線になっていて、コート外と3pラインの間が狭い。また、スラムダンクなどを見れば分かるとおり昔のバスケは20分ハーフ制なのだけど、NBAは12分×4クオーター。で、公式バスケットのルールもNBAに合わせて4クオーター制(ただし10分)に変更されました。