ネット隔離されているとやることがないのでアニメを見ていた。

そのとき書いておいたアニメの感想を。
マジでやること無かったんだよぉ…。全部オススメアニメだよ。
(お前に薦められるまでもないよ…というのばかりだけど)
やっぱりマストウォッチなのは攻殻かな。


Air

京アニ。やっぱり絵が綺麗だけど、単なる萌えに終わらずストーリーも面白い。
個人的には萌え版「火の鳥と認識していますw
その他夏の風景と、音楽もいい。最後はちょっと意味が分からんかったけど、
ラストについては考察が色々とあるらしい。
サブキャラメインの前半も面白いし、後半の流れも意表をつかれ感動。
萌え嫌いにもオススメしたい作品。
KANONにも期待していたけど、そっちは正直イマイチだったなぁ。
DVDレンタルされてたんだね。以前探したときは無かったのに。
…そういえば主人公の声優=古泉の中の人なんだな。
京アニは本当に声優を使いまわすのが好きだなぁ…。


涼宮ハルヒの憂鬱

今見てみると、素直に楽しめるな〜。新しい発見もあるし。
かなり面白いと思う、思うけどなぜアレだけ爆発的にウケたのかは謎
やっぱりED効果とバブル的なものが重なったのかなぁ?
当時は単純な萌えばかりで少しひねりの効いた物が求められていたのかな?
…でもやっぱり、最近のTVアニメの中では
突出してよく出来ていたことは確か
でもある。


ぱにぽにだっしゅ!

これはかなり実験的な作品だったと思う。その後、ネギま!?ひだまりスケッチ
と似た手法を続けているが、元祖にはかなわない。
それらに比べて遊び心満載で、かなり手の込んだアニメです。
ヲタネタや、2ちゃんネタばかりが注目されているけどそれ以外も見所が多い。
16話は放送当時爆笑した。一見の価値あり。


苺ましまろOVA

なかなかおもしろかった。あとほのぼの。
爺ネタ引っ張りすぎ。漫画だと一回しか出てきてないのにw
TVアニメ版のあずまんが大王の雰囲気が好きならば見るべし。
あっかんbarry barryもいちごコンプリートもイイ曲w
漫画最新の5巻を読んだけど、これ下手なギャグマンガよりよっぽど面白いよw
作者の独特なセンスが好き。


時をかける少女

タイムリープネタを絡めた青春モノ。こういう青春モノは甘酸っぱい思い
体感させれば勝ちだと思っているので、そういう意味では非常に良かったです。
クスリとくる部分と、ジーンとくる部分のバランスが良くてとっても楽しめました!
ヒロインも健康的な魅力にあふれているしね。


しかしハルヒ、ギアス、らきすたなどもそうだけど角川系のアニメのネットの評価は
どうもやりすぎな感が気にかかる
。(情報操作っぽい雰囲気を常に感じる)
どうしても「言ってるほどじゃねーじゃねーか!」という視点があってその分損した。
角川系アニメのネットの評判は20パーセント減ぐらいに考えたほうがいいと思う。
あとやっぽり劇場で見たかったね。それならもしかしたら泣いてたかも。
近場じゃやってなかったからなぁ…。


攻殻機動隊 SAC

今回で2回目。私的00年代を代表する最高傑作
ストーリー、作画、音楽すべてがハイクオリティで何度見ても面白い。
視覚をハッキングするってアイディアとあのマークはインパクトありまくり。
そのあたりが2ndGIG以降との違いかな…。
2ndGIG以降で顕著になったけど、電脳の概念がアバウトすぎ、何でもできすぎ
で個人的にはそのあたりで納得いかないところも多い。


攻殻機動隊 SAC 2nd GIG

今回で3回目だけど、私は初めて見たときはSAC1がレンタル中
だったこともあって全部そろっていた2ndGIGから見始めたんだよね。
だから…ということもあるだろうが個人的には結構面白いと思っていた。
しかし、ネットの評判はわりと不評っぽいみたいですね。
今改めて見ていると、なんとなくその理由が見えてきた。
一つは上で書いたようなインパクトの薄さ、地味さ。
敵のカリスマ性が少々負ける。SAC1と似た展開。
あとは一回見ただけではしっかり理解できない難しさ。
話自体はそう難しいものでもないんだと思うけど、
独自の単語、舞台背景などの設定を上手く理解できない。
たとえば米帝とは本当に帝国(武力国家)でアメリカは3つに分裂している
…なんて設定は私はネットで初めて知ったわけだし。
ストーリーは面白いと思うけど、1のほうがより万人向けっていう感じ。
4話のタチコマ(9課)vsジガバチ 14話のサイトーvs少佐がお気に入り。


攻殻SSS

ストーリー的に面白かったしビジュアル的にも見所がたくさんあってかなり楽しめた。
下手な映画よりよっぽど面白くて、劇場で見たかった作品(ペイパービュー放送だった)。
薬害問題(+劇場型犯罪)、難民問題(+核問題)ときて
高齢化、少子化問題って…テーマがどんどん地味になってきてるなぁw
くぐつまわしって名前を初めて聞いたとき、人形遣い(2501)っぽい
話になるのかと思ったら、最後のくぐつ廻しとの接触シーンが
そっくりだったのでびっくりした。しかし腑に落ちないのはそういうところ。
なんか押井版攻殻イノセンスから引用したとおぼしきシーンが
たくさん出てくる
のが気になってしょうがなかった。


GISっぽい→くぐつ廻しとの接触 少佐の台詞「ネットは広大だわ
イノセンスっぽい→少佐とバトーが銃を向け合う+バトーが少佐をバックアップ
 などなど…。


なぜあえて引用する必要があるのか…?
そういえば、SAC1では神山監督が押井監督の模倣者になると話していた
とかいう話題をどっかで見かけた気がする。(結果全然違うものが出来たけど)
GISでの少佐の名言「ネットは広大だわ」の後に台詞が追加されていたり、
イノセンスでは少佐がバトーの元を去る⇔SSSでは少佐が帰ってきて
バトーが肩を抱いたシーンで終わる…の対比など
SSSは押井塾の「攻殻」という課題に対する神山監督の解答という感じがした。
そういう意味で神山版、押井版の両方とも見ておくと面白いと思う(あと原作1巻も)。
それにしても、この話で出てくる老人の孤独死
未来の自分の姿を見ているようで鬱な気分になったw