風まかせな風力発電の話

三菱重工って純国産風車では一番有名なところだね。
といっても世界ではまだまだだけど、記事によるとシェア5位を狙うと意気込んでいるらしい。
1000億の受注は凄いな…。



以前電力関係の人に聞いたこと。
電気(交流)を蓄電できない以上、今使っている電気は今まさに発電しているものになるのだが、
発電所の予想以上に、電気の需要が増大したときはどうなるだろうか。
需要>供給となった場合、電力不足になると即どこかが停電する…ってことにはならない。
私はこれ、何気に不思議に思っていたんです。
実は供給が間に合わなくなると電気の周波数が徐々に低下するのだそうだ。


ここら辺は交流電流の知識が必要だけど(よくわからん)、そういうことらしい。
「量」が足りない分どんどん電気の「質」のほうが低下してくる…って考えればいいのかな?
発電された電気の周波数は刻々と変化し続けているものなのだ。
だから暑い夏の日みんなが冷房をガンガンにかけまくると、周波数が低下してCDの音が遅くなる…
なんてことを気づくことが出来るひとはいないと思うけど、
たとえば、ものすごい精密な作業をする工場なんかではこういった差が大きな損害になる。
(もちろん工場はそうならないような設備を整えているのだけど)


  • 電力会社における周波数調整と 会社間連系について

http://www.re-policy.jp/keito/2/030912_09.pdf
東京電力の周波数調整などに関する顧客向けのパワーポイントか何か。
風力との連携にも触れている。
上で述べたとおり電力の需要と供給は微妙なものだが、それに関係なく
風まかせで電力を発生させる風力は電力会社としては厄介なものなのだ。


こんな感じ。



しかし、一方で

電力会社が「系統の制約」を理由に、受入量を制限しているのは問題だという話。




正直電気には詳しくないのだが聞いた話ではこんな感じみたい。

ものすごい詳しくてびっくりした。