商業化の流れについて。

ハルヒムーブメントを通じてバイラルとFLASHの関係について触れたが、
まったく筋が通っていなかったのでもう一回まとめてみる。




バイラルCMバイラルマーケティングはいわゆる口コミで
どんどん広がっていくというもの。
このバイラルマーケティングを成功させる秘訣は

  • いかにも自然発生的に広がっていくこと
  • つまり操作されることに対する拒否感を無くすこと

にあるといわれている。
バイラル・マーケティング − @IT情報マネジメント用語事典
バイラルの正体




前述のハルヒムーブメントは2ちゃんブログという
不特定多数の書き込みをもっていかにもムーブメントが起こってるぞ!
という演出に一役買っていた。(だから広告塔だと評した)




FLASHBOMBと紅白の成功をみてMUZOを設立したと思われるが、
ここで重要だったのはBOMBも紅白もバイラルなものだったということ。
よく煽り文句で「伝説…」とか色々あったけどそれもその一環。
そういった物語の中に自分を投影できるという快楽がバイラルをもって
広がっていったと考えられる。『共感』というのがわかりやすい表現か。




BOMBの商業化の流れに拒否感を持つ人が多くなったのは
上に上げたバイラルを失ったからに他ならない。
(そしてそれはFLA板住民の語り合う楽しみを奪ったことにもつながる)
企業が動かしている祭りにはネットの住人は乗らないものだ。
そして今更「伝説…」なんて厨くさいことは口が裂けても言えない。悲しいことだが。