かなり独断と偏見が入ったJAWACON雑感。

34 名前:最低人類0号[sage] 投稿日:2005/08/27(土) 20:54:28 id:GtWWohej
JAWACONは思った以上に普通。
分かっていた事だが、アニメが中心。
ウェブアニメと命題打ってる割には、単に個人アニメであり、
"ウェブ"とかつける意味合いというか、インタラクティブ性等と言った双方向感がゼロだった。


私的な結論としては、悪い意味でも良い意味でも、
FB以上にウェブでやってりゃいいじゃん、と言った感が強かった。
作品自体の出来は非常に良いものが多く、楽しめた。
作品的には良好、全体的なつくりが今後に期待、と言った所だろうか。
値段の価値以上は有ると思う。


3F展示上映も、もっと触らせる、とかユビキタスとまでは言わないが、
初めにも書いたけど、ネットがあれば見れる、遊べる、触れる、
といったウェブならではの要素に欠けていた。
あとは、Macはやめたほうが良いと思った。
しかも放映は恐らくガチガチのラスター画像で、
このポイントもウェブアニメと枠を造るのは変じゃないかと思った。
ラインナップは主催の個人的趣味と義理が物凄く強く匂った。


「ジャパンウェブアニメ」ではなく「ジャパンパーソナルアニメ」だと。


FLA板ではウェブ=インタラクティブ性というのを重要視するが、これは非常にらしい。
やっぱりFLASH中心の板だから。しかしウェブ=インタラクティブかといえばそうではなく
gifアニメ、mpg、movなどインタラクティブ性の無いアニメーションの存在も忘れてはいけない。
私はデジスタの放送(つかはら氏、のす氏の回)の感想でこんなんがウェブアニメかよ!とか毒づいたこともあった
が、(普通に3DCGムービーもウェブアニメとして紹介されてちょっと違うだろと突っ込みを入れた)
デジスタなどで言う「ウェブアニメ」とはFLASHのことをさしているのではないと感じた。
そして、あれからmow.の活動とか見ているうちにひとつの結論に達した。
ウェブアニメ=ウェブで公開されているアニメではないということ。
正しく言うならばウェブで公開することもできるアニメではないかと。



ウェブアニメと枠を造る必要性は別にあると考えた。要するに新海誠氏などを代表する
個人,少人数でも大作アニメを作っている人たちとの差別化ではないか。
「パーソナルアニメ」という言葉がダメな理由はコレかなという気がします。
これらの作家たちとの差別化というものが「ウェブアニメ」という枠を造る意味合いなのではないか。
1年以上かけて個人でOVA、劇場クラスのアニメを作るという方向性。コレとの相反ではないかと。
ほしのこえ」のようなものを大型車と例えるならば、ウェブアニメは小型車でしょう。
そしてJAWACONで公開されたアニメはその中でも極上の部類に入るもの。
つまり、ウェブアニメというものは小型で小回りがきく
(一ヶ月〜数ヶ月で完成させることができるかつ、ウェブで公開したり、上映したりできる)
が、そんなウェブアニメも突き詰めればここまでできるんですよ、
と言うのを証明することが今回の試みだったんではないでしょうか?
そういう意味では蛙男商会のアニメはひとつの完成形といえるし、
その他のアニメも別の方向性を示しているのではないかと言えるのではないかと思いましたが、どうでしょうか。
ウェブアニメという新たな枠を造ったということは意味のあることなんではないかと思います。



ぶっちゃけウェブアニメとか言っても最近はTVアニメですらストリーミングでウェブ配信できる時代です。
ウェブアニメを名前通りに解釈するのはちょっと違うかなと思いました。(主催の方々がどう思われているかは知りませんが)
ウェブアニメ…面白い言葉を考えたものです。