今年から読み始めたラノベ初心者が振り返る最近のラノベ

これまで

このラノから読み始めた私にとってこの記事は感慨深いものがあったので、ちょっと今年を振り返ってみる。結局、30冊ちょっと読みました。まあ本格的に読んでいる人にとっては少なッ!って思われるでしょうけども、一年前くらいは本棚に一冊も無かったことを考えると結構凄い変化。ということで、読んでるものは有名どころ+話題になったものだけです。

ファミ通文庫文学少女シリーズバカとテストと召喚獣

 “文学少女”と死にたがりの道化 (ファミ通文庫) バカとテストと召喚獣 (ファミ通文庫)

72 なまえないよぉ〜 :2008/09/12(金) 10:49:36 id:rElVuJJl
文学少女はキャラがメンヘラだらけなのがきつかった

「このライトノベルがすごい! 2009」アンケート実施中:アルファルファモザイク

文学少女がキツイっていうのはわかります。オススメとか日記に書いてしまったけれども、考えてみれば決して万人にお勧めできるような内容じゃなかったかもw ヤンデル登場人物ばかりですし。今最終巻が途中で止まっているのは、読み進めてくのが精神的にキツいからかも。終わるのが名残惜しいっていうのもありますけど。バカとテストと召喚獣はまったく正反対で何も考えずに読めちゃうお手軽さ。もうファンの間ではアニメ化は規定路線っていう認識なんですかね。私もいずれアニメ化はあるだろうなと思っていますが。


とらドラ!

 とらドラ!1

アニメ化といえば、来期放送のとらドラ!はあちこちでその評判を見かけます。これほどアニメ化前の評判を聞くライトノベルはなかったんじゃないかと思うくらい。あのハルヒだってココまでじゃなかったと思います。ハルヒについては私は作品名をまったく知らなくて、初めてハルヒのポスターを見たとき「またエロゲアニメが始まるのか……」とか思ったくらいでしたしw


このライトノベルがすごいの影響力

このライトノベルがすごい!2008
文学少女シリーズバカとテストと召喚獣はまさにこのライトノベルが凄いの2007年度版、2008年度版で知って読みはじめたものでした。私のようなラノベ初心者にとってこのラノの影響力はかなり大きいと思います。どこかでこのラノの影響力が大きくなりすぎるのを危惧するような言説を見かけたんですけど、このラノランキング○位!とか帯に入るくらいですし、もう既にかなりの規模になってる感が。今まで本屋においていなかったタイトルがランクイン後いきなり平積みにされてたのを見たときは笑ってしまったw


個人的にはランキング8位ぐらいの作品に注目しています。というのも期待株、成長株な作品が入ってくるので。2007年度版ランク8位だったのを見て「あまりメジャー過ぎないこのあたりからいってみるか」と読み始めた文学少女シリーズは2008年度版で3位。今度は2008年度版の8位だったバカとテストと召喚獣が現在期待通り話題になってきています。次回の8位あたりにどんな作品が来るのか注目しています。


ネットで爆発的にヒットしたライトノベル

そういえば、最近になってネットで爆発的にヒット、話題になったライトノベルって結構ありましたよね。ニュースサイトにその話題が駆け巡った翌週にはアキバ壊滅とか。この現象が結構気になってます。具体的にはこの3つ。


生徒会の一存 (富士見ファンタジア文庫 あ 3-1-1 碧陽学園生徒会議事録 1) AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~ (ガガガ文庫 た 1-4) 俺の妹がこんなに可愛いわけがない (電撃文庫 (1639))

    1. 生徒会の一存
    2. AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜
    3. 俺の妹がこんなに可愛いわけがない

どなたかこの現象を詳しく説明できる方はいらっしゃるでしょうか? 以前からこういうことはあったのを知らなかっただけなのかな?


生徒会の一存はなかなか手に入らなかったのを覚えています。Amazonもダメ、本屋に行って注文してみたら無理ですと言われました。ここまで手に入れるのに苦労した本は無かったです。俺の妹がこんなにも同じような状況だったみたいですね。再入荷したら、速攻売切れるとか。これはすぐに手に入りましたが、タイミングが良かったのかな。


話題の広がり方は私が見ていた限り下のような感じでした。どれもオタネタ、ネットネタが話題になるきっかけになっている部分があります。ただ、話題の広がり方は様々でしたが。私が見た限りでは下のような感じ。

    1. 富士見らしからぬデザイン、異色の内容→ブログに波及→品薄→富士見猛プッシュ(ドラマガ表紙)
    2. 信者も多い田中ロミオ『流行の学園ラブコメを目指してみる(仮)』→期待感(不安感)→ふたを開けたら邪気眼(でも青春)→あちこちのブログで言及される
    3. かーずSP、アキバBlogはてなアンテナなど名指し→ニュースサイト→実はなかなか面白いと評判→アキバ壊滅


面白かったのは「AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜」。これは強烈だった〜〜。読んでいると頭抱えたくなるような痛々しさw でも最後はすっきり青春モノとしてまとまっています。一巻完結で皆にオススメできる作品。はまちちゃんの書評ではてな界隈でも話題になっていました。「俺の妹がこんなに可愛いわけがない」はニュースサイトを実名で載せていることについて言及をして、つい辛口の評価をしてしまったのですが、今考えると「AURA」と比較して見てしまったところがあります。単体で見ればなかなか面白かったのに。「生徒会の一存」は変わった内容(オタ系駄弁りオンリー)で面白かったけどイラストがエロゲっぽ過ぎてちょっと受け付けなかったり、癖のある内容に置いてかれたり……。好みが分かれる作品なのは間違いなさそうです。二心、三振とその後あまり話題になっているのを見かけなかったから、一発屋だったのか……と思ったら40万部売れていた(出荷数?)。一存のインパクトがでかすぎたのかな?流石にドラマガの表紙を飾るだけのことはあります。


そういえば、上記三作のような派手な騒ぎにはならなかったけどけれどじわじわ評価されているという印象の「とある飛空士の追憶」も気になったけどこちらは未読。今年後半も突如ブレイクする作品は表れるのでしょうか?楽しみにしております。


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