エヴァブームの当時の熱狂ぶりをふりかえってみた。

エヴァにはまった頃は…

新世紀エヴァンゲリオン放送当時20代だった人は30代に、30代だった人は40代か…、時がたつのは早いですね。多分私あたりの年齢がリアルタイム世代で一番若い部類だと思います。放送当時シンジと同年代だったけど、多感な年頃にあってアレにはまらないわけがありませんでした。私の場合テレ東が見れなかったので次の年の深夜再放送まで待たなくてはならなかったけど、そのときクラスメイトが「綾波レイって娘がヤバイ(当時は「萌える」という言葉がなかった)」と凄い熱心に薦めてくるので気になって見てみたら



綾波レイ

  • 「あなたは死なないわ…私が守るもの」

ズキャーン!とイナズマが走りました。なんという今まで出合ったことのないヒロイン像…。私の頭の中で革命が起こっておりました。その再放送中くらいに大規模なブームメントが起こったと記憶しております。たしか最初の放送時はほとんど話題になってなかったはず。多分、地方の再放送が始まって各地でセカンドインパクトが発生したのではないかと。


ゲルゲットショッキングセンターって覚えてますか?

私なんかはネット(パソコン通信)もアニメ雑誌などにも縁がなかったので、情報源はもっぱらアニメと関係ない雑誌のエヴァ特集、TV番組の特集、そしてラジオ!私はラジオはあまり聞かない人間だったのですが、その後アニラジにはまっていったのはエヴァ関連のせいです。「井手功二ゲルゲットショッキングセンター」というラジオはいち早くエヴァ特集を組んだラジオで、よくエヴァの声優さんたちも(大月Pも)出演していました。数少ない情報源だったので熱心に聞いてました。この番組がブームの火付け役になっていた面はあったと思います。一般人が聞いているような番組でいきなりエヴァ特集ですからね。エヴァ再放送→劇場版の流れにのって何度も特集が組まれました。

毎日のようにエヴァンゲリオンの声優が出てきてパーソナリティともどもエヴァについて語り倒す、まさに夢のようなとき。熱気が伝わってきます。これは、当時エヴァを見てた人にしか味わえないものですね。


メディアで取り上げられるエヴァンゲリオン

田代ネ申

エヴァンゲリオンをいきなり放送してもオタクしか見ないかもですが、当時の熱狂振りは凄まじく、クラスメイトでも見ている人はかなりいました。そしてその内容や細部にいたるまで考察をしあったりしました(謎本とか考察がめちゃくちゃ流行った)。TVニュースでもその熱狂振りが伝えられ、「エヴァにはまる大人たち」…的な特集が組まれました。大の大人が次々はまる様は、ブームの只中にいる厨房の私にも異様に映りました。夏休みに放送された二度目の再放送の時には普段アニメを見ない親父も見てました。「綾波レイは本当は碇シンジの母親なんじゃないか?」と大真面目に聞いてきたときには親父もついに頭が狂ったのかと思ってしまいましたw


劇場版(Air/まごころを君に)が公開されて、井出功二らとエヴァの声優が出てくる討論会的ラジオ特番が組まれてそれもワクワクしながら聞いてました。そこでも熱い語り合いが展開されていました。それですべてが終わったかと思いましたが、10年以上経ってまた劇場版が公開されるとは…。


なんで、当時みんなあんなに熱狂していたんだろうなぁ…。今になっても私にはわかりません。


おまけ

流石にエヴァのムーブメントを越えるのは難しいですね。